龍王祭

月次祭として龍王祭を毎月行っております


午前11時から始まる龍王祭では神道式から仏式へ神仏習合の祭事が一時間あまり続きます

 

全員の読経する声がハーモニーのように響き渡り、法螺の響きとあいまって小屋の空間が清浄な気で満たされます


密教瞑想(阿字観)をテーマにした午後の勉強会では

阿字観における要点の説明から歴史的な流れと現代の阿字観がどの様な流れで取り組まれたのか、また人間科学を如何に研究しその段取りに活かされたのか等の説明から始まり、実習終了後は振返りと座禅との相違など様々な内容について感想や意見のやり取りをおこないました

 


錫杖の振り方をテーマにした午後の勉強会では
関東の振り方と関西など本山系の振り方の違い等の説明の後、全員で錫杖を振りながら読経実習を行いました
また、錫杖を購入する時のアドバイス(丸環は溶接していないので環が開いてしまうので平環のほうが良い等)実際面で役に立つお話もありました

白衣、羽織、笈摺(おいずる)等の法衣についての午後の勉強会では


白衣や羽織に入れる梵字や印や御朱印の意味、それに適した意匠や書体・衣服の素材や色の持つ意味、用途により身に付けて身を守るためのもの、神仏とのご縁を受けるためのものがあるといった知識面のお話から
それらを頂く時や扱う時の敬意や心の持ちようについての学びの時間となりました


午後の時間に特別イベントとして大峯修行で「少先達」補任予定者を対象に大峯修行満行後の補任式にそなえて修験装束の着付教室が行われました

 

「修験行者は常にカッコ良く装束を着こなしてください」と言う事でみなさん慣れない装束に苦戦されていました